誌上展覧会にご出展いただける絵画、工芸、陶芸、写真、書などを募集しています! 各分野で素晴らしい作品を生み出しているシニアの方は沢山います。自薦、他薦は問いませんので、もっと多くの方に見ていただくために、ネット上で作品を公開してみませんか? 思わぬ反響や、元気の出るコメントが寄せられるかもしれません。
簡単なプロフィールと顔写真、作品への思い、エピソードなどを添え、作品等の画像をお送りください。反響が大きい場合、実際の展覧会の開催も検討しています。ご連絡、お待ちしています。
▲作品「カンツォーネ」F100を前に微笑む豊田さん
豊田千年さん 75歳
豊田さんの手帳は、いつもスケジュールでぎっしり。毎日、仕事に趣味にボランティア活動にと忙しい日々を送っていらっしゃいます。ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取ったのも、油絵を描き始めたのも54歳からといいます。FPとしての豊富な知識と経験で、若手FPから「お母さん」と慕われる存在です。そのお母さんの絵は、独特の世界観と個性的な画風で多くの人を魅了し続けます。
「絵を描くチャンスと、よき先生に恵まれた」とはご本人の弁ですが、二科展への連続入選も果たし、今や作品の熱烈なファンも存在します。自ら絵を描くこと以上に、美術館等を巡り、書画骨董を鑑賞したり、作者についての知識を深めることが大好きなのだとか。溢れる好奇心、フットワークの軽さ、困った人を放ってはおけない面倒見の良さ、豊田さんの周りには自然に人が集まってきます。今まさに青春真っただ中の豊田さんの作品から、パワーを感じ取ってください。
豊田千年さんの絵で、私が一番好きなのは人物です。決して写実的ではないその絵には、見る者を釘付けにする魔力が潜んでいます。
時に穏やかで、時に優雅で、時に空虚で、時に狂気を湛えて、絵の人物はこちらに問いを投げかけます。「お前は、何者なの? 本当に自分らしく生きているの? ウフフフフ・・・・すべてお見通しよ」とでも言いたげです。
美大で本格的に学んだわけでもなく、54歳にして始めた油絵。きっと54年間蓄えてきた美意識を凝縮させ、キャンバスに一気に放出し始めたのだろうと思います。新しく何かを始めるのに年齢など関係ないのですね。(草薙)
豊田千年さんへのメッセージを募集しています。作品への感想、応援メッセージ何でもかまいません。